「タツに私の初めてをあげるよ」



だから私も、いつも通りに強気で行く。

いっぱい、タツの分の気持ちを言う。



「吏望より好き(笑)」



「兄貴に嫉妬する俺に、お前は喧嘩を売るんやな」



「やぁ、ん…ッ!;;」



…こ、こいつ…っ゛!!;;

タツは私の胸の頂点を舌だけじゃなく、歯でも攻めて来た。

何人の好きな女を作ったの!

…上手すぎ!

上手すぎるっ!!

私はタツの肩に爪を立てた。



「う…浮気、したぁっ…ら…許さ…ないっ……」



きっと私は、タツが自分で思う以上に好きだ。