しばらくすると、お店が混んできた マスターがカウンターから出たり入ったり、コーヒーを作ったり片付けたり 大変そうだなぁ 「む…無理だぁ!優夜!手伝って!」 「まったく…だから、俺以外にバイト雇えって言ってんのに…」 マスターのヘルプコールに、棚橋くんが席を立ち上がった 「飽きたら、帰ってもいいから」 そう私に言い残し、棚橋くんは、マスターのヘルプに向かった ほぼ満席の店内を二人でさばいている姿を眺める すごい 息がぴったりだぁ