愛の天使が舞い降りた


商店街から、すこし外れた道を歩いている

ここどこだろ?
来たこと無い道だなぁ

キョロキョロと周りを見ながら歩いている私は、足元の段差に気付かなかった


「…わっ!きゃぁ!」


ヤバい!
今日は顔面強打する!

なんとか、踏ん張ろうとしたけど重力には敵わなかった


「…」


あれ?痛くない?

地面に激突してない?


「早く、自分の足で立て」


ちょっと怒り気味な棚橋くんの手には、私の腕が握られている

あ。
助けてくれたんだ


「ありがとう」


ちゃんと、自分の足で立ってから、棚橋くんに向き合ってお礼を言った