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合コンという場は俺も久しぶりだったが、今日はいい感じに盛り上がっているんじゃないかと思った。
元来盛り上げ役の真二と圭吾がいい感じに皆に話題をふり、時折冗談も言ってみせる。
その度に皆は笑い、芹梨には佐奈ちゃんが手話で伝え、芹梨も笑顔を見せていた。
佐奈ちゃんだけじゃなく、真二達もなるべく芹梨の方を向いて話す様にし、それが自然な感じだったから、俺は密かに安心していた。
でもこういう場に来ると、やっぱり、否応なしに実感してしまう。
芹梨はやっぱりどの子よりも綺麗で、そして誰よりも、静かだ。
「何か飲む?」
俺は芹梨の空になったグラスを指差し、芹梨に聞いた。
幹事の権限を最大限に利用して、まんまと芹梨の目の前に座っていた。
芹梨は少し考える素振りを見せたが、軽く首を振った。
「酔った?あんま酒飲まないの?」
俺が聞くと、芹梨は少し考えて、テーブルの端にあったお店の紙ナプキンにペンを走らせた。
『大丈夫。お酒は強いし』
「まじで?」



