学校に着くとクラスが貼り出されていた。


俺は……。


一組だ。


だが、アイツとは離れてしまった。


「達耶!!」


そこに居たのは龍薫だ。


…そう。


龍薫が俺の好きな人。


叶わぬ恋。


許されない恋。


…そんなの分かってる。


でも好きなんだ。


「あっ俺二組だ。


達耶と離れちまったか…。」


ドキッ…


「え…??」


「何でもねぇよ!!」


…すっげぇ嬉しい。


俺とクラス離れて落ち込むなんて…。


龍薫って好きなヤツいんのかな??


すげー気になる。


…一応聞いとこ。


「なぁ…


龍薫って好きなヤツとかいんの??」


「はぁ??


何いきなり!!


いるけど…。」


「マジで!?」


思わず驚いてしまった。


もしかして俺…はないか。