漆黒の姫君



リディアンヌは悔しそうに、自身の下唇を噛む。



「リディさんのせいじゃ、無いと思います。」






自然とその言葉が出た。





『……!!陛下は、変わっていらっしゃらないのですね。あの時だってそうやってわたくしに声をかけて下さいました。』



_…ん?あの時?



「…あの時って、前世の記憶ですか?」