「大丈夫ですよ。愛里様のお傍に私はいますから。」 愛里の気持ちが伝わったようにそう言ってエドガーは馬の手綱を握り、出来るだけゆっくり馬を動かし始めた。 パカ、パカ、と馬の足音だけが不自然に響く。 愛里は今、自分が置かれた状況がどんなものかは分からない。しかし異様とも言える雰囲気に、唾を飲む。 パカ、パカ…… 馬が門の中へと入ったその瞬間…