聞きなれないその名前に愛里は首を傾げる。 「…ここは、異世界なんです。」 エドガーが伏し目がちにそう言った。 「……。」 漫画でしか見た事のないような事が今自分に起こっている、その事が理解できずに愛里は固まった。 「今愛里様がいるのは、愛里様がいた世界とはまた違った、もう一つの世界なんです。」