『なにかお礼させて下さい』 二回もお世話になったのに、なんのお礼もしてなかったことに気づいて、内心慌てながら彼に聞いてみる。 お礼だからやっぱり物かな? 男子高校生ってどんな物がほしいんだろう。 そんなことを思っていたのに。 「んーじゃあ敬語やめて、千早って呼んで」 彼から発された言葉は予想外のものだった。 『えっそんなことでいいんで、いいの?』 「あとはー、昼飯作ってきて」 昼ごはんかー 定番のしか作れないけどいいかな? そう思いつつも、断る気なんて全くない私。