翔は出てこない…それが約束だから…。




遠くから覗いている翔は、泣いていた。







これで…終わるから。





あたしは軽く止血をしてもらった後、赤堀や日高と共にパトカーへと乗せられた。







外には、何事か…という、野次馬たちで埋め尽くされていた。







-- パトカー内。---




『なぜ、こんな無茶なやり方を…?』





『大切な…人たちを……守るためだよ…。あんたらも…そうするだろ…?』