ぎゅっと目を瞑って、それから愛斗の名前を心で呟いて、私は制服へと着替えた。

「愛斗、支度終わったよ。学校いこ?」

「あ、優香髪の毛はねてる」

「え、うそ。私ちゃんと見たのに」

「ほら、ここんとこ。……はい、なおったよ」

ありがと、とお礼をして私達は玄関をあけた。
今日はよく晴れていた。