病室に入ると、優衣がベットの中で眠っていた。 優衣のお母さんが優衣の頭を撫でると、 「…ん。」 優衣はゆっくりと目を開けた。 「優衣!?良かった!もう、あんなことしないで…。」 優衣のお母さんは、優衣が目を開けたのに安心したのか、優衣を抱き締めた。 俺達もその様子を微笑ましく見ていた。 だけど、優衣が放った言葉は耳を疑うことだった。