「あなた達が救急車を呼んでくれたの?」 優衣のお母さんの声で俺達はハッと我に帰った。 「はい、そうです。」 「そう…ありがとう。」 「いえ…。」 そんな会話をしていると、手術中のランプが消え、医者が出てきた。 「あの!優衣は…?」 「手術は成功しました。もうすぐ目を覚ますと思いますよ。」 「そうですか!ありがとうございます!!」 優衣のお母さんは医者に頭を下げ、お礼を言った。 そして、俺達は優衣が眠っている病室に向かった。