「えっと、かんしゃくを起こしたんです。私のせいとかごめんなさいを何回も叫んで…。」



「んだと?」



羅騎さんが険しい顔になった。



「お前、かんしゃく起こす前に優衣になんつった?」


あまりの殺気に寒気がした。



「え…『今回、仕出かしたことはお前のせいだからな。』って。」



そう言うと羅騎さんは俺の胸ぐらをつかみ、



「お前!!優衣にんなこと言ったのか!?あ゙ぁ!?」



「ゴホッ羅騎さん、くる…しい…。」



そう言うと羅騎さんは、掴んでいた手を離してくれた。



「お前、二度と優衣の前でその言葉使うんじゃねーぞ。」



「何でですか?」



「優衣にとってその言葉は凶器にしかなんねーんだよ!!」