私は直接寮に帰るのもつまらないから、公園に来た。


ブランコに座り、時間を潰していると、



♪〜♪〜♪〜



ケータイが鳴った。



ディスプレイには“優兄"と書いてあった。



「もし「お前、すぐに家に来い。」」



ケータイを耳にあてると同時に、優兄が一言だけ言い残し、電話を切った音がした。



私は?と思いながら、家まで向かった。