「綺麗…。」 目の前に青空が広がっていて、私はその景色にみとれていた。 「優衣、ここ座れ。」 声がしたほうに視線を向けると風雅が隣をポンポンと叩いていた。 私はそこに腰を下ろした。 「優衣、ちょっと聞いていいですか?」 座ると同時に筴が話しかけてきた。 「何?」 「優衣、あなた、何者ですか?」