HRが終わり、私は席を立った。



「どこ行くの?」



「ダルい、サボる。」



「え〜、んじゃ、僕達もサボる!!みんな行こ〜♪」



マジかよ…。



そう思いながらもみんなで視線を感じながらも、教室を出た。



「てか、どこでサボろ?」


廊下を歩いてて、やっと気がついた。



「それなら屋上にするか?」


「え!?屋上開いてんの?」



「あ〜、それなら大丈夫。ほら。」



そう言い、大地が鍵を右手で持って揺らした。



「それなら大丈夫か。でも、なんで鍵持ってんの?」


「だって屋上は俺らの溜まり場だから♪」



ふーん、溜まり場ねぇ…溜まり場な………溜まり場!?


ヤバくない!?

でも、今さら引き返すのも…。



仕方ない…行くしかないか。



そんなことを思っていると、いつの間にか屋上についていた。