ギュッ 「ぐふっ!」 「心配させんなよ!バカ!」 ヤバイヤバイヤバイヤバイ!! 絋兄がきつく抱きしめていて、傷が痛い! 「…っ!…いたっ…う…。」 あまりの痛さについに私は泣いてしまった。 「絋斗さん!!優衣がヤバイ!!離してあげて!!」 「え?……優衣!?ご、ごめん!!」 彼方の言葉を聞いて、絋兄は慌てて私から離れた。