「ほら優衣、優衣には待っててくれる奴がちゃんといるんだ。だから、行け。」 「怜兄…。」 私は怜兄から離れた。 「俺もずっと優衣を見守ってるからな。」 怜兄…。 「私…あっちの世界で怜兄の分も笑うよ…生きるよ…。」 「ああ。頑張れよ…。」 「うん。」