私は目の前にいる人を見て、目を見開いた。



ずっとずっとあなたが死んでから、私は心の中がポッカリ空いたような毎日だった。



あなたの存在、言葉があったから私に仲間ができた、私は強くなれた…。



私に抱えきれないほどの愛をくれた……。



「…れい…にい…。」



「久しぶりだな…優衣…。」


いまだに驚いている私に怜兄は笑みを浮かべた。