「俺が悪かったんです…。」 「自分を責めるんじゃねぇよ…カッとなっちまって悪かった…。 でも、怜兄を失って優衣も失ったら…俺はきっとたえられねぇんだよ…。」 震えた声で言う優斗さんに、俺は本当に申し訳なく思った。 俯いていると、 「あっ!」 空の声が聞こえ、顔を上げると手術中のランプが消えていた。 終わったのか…? そう思っていると、 ウィーンという音とともに、中から男の人が出てきた。