バタバタ



優衣が意識を手放してすぐに救急車が来て、優衣は大きな病院に運ばれ、手術を受けている。



「「「「「………。」」」」」



誰一人、喋らないなか、



「「おい!」」



急に声がし、見てみると、優斗さんと紘斗さんだった。



「何で優衣が刺された!?教えろ!!」



怒りをあらわにした優斗さんが睨みながら聞いてくる。






「………いきなり、包丁を持った男が俺を刺そうとしたんです…でもっ!!」



「優衣が庇って刺されたってわけか…。」



最後の言葉で、押し黙った俺の変わりに紘斗さんが答えた。



「………はい。」


そう口にしたとき、



ガシッ



優斗さんに胸ぐらを掴まれた。