「じゃあ、風雅、優衣のことお願い。帰るときはまた電話でもするよ。」



「ああ、頼む。」



光樹はニコッと微笑んで、空と大地を連れて、戒達の所へ行ってしまった。



光樹…ありがとな…。



俺は光樹の後ろ姿にそう呟き、また優衣に視線を戻した。



そして、心地よく眠る優衣の髪に俺はキスをおとした。



「俺から離れんなよ…。」



そう呟いて…。



[風雅side〜終〜]