パシッ 「え…?」 女は目を見開いた。 だって、 「っと…危ないじゃないですか?」 私が女の拳を受け止めたから。 「な!?」 「私がいつ風雅達に付きまといました?蘭蝶や白虎、雷桜のみんなは私にとって大切な仲間なんです。 風雅達の傍にいる私にムカつくのは分かりますけど、こんな汚いことしないで、正々堂々と真っ正面からきたらどうですか?」 「っ〜!」 「確かに風雅達と一緒にいる私がうざいと思いますよ? でも、こんなやり方したって何も変わらない。 自分を痛めつけているだけだ。」