「……ハア…ッ…しんど…。」 私は何かあったときのために置いてあった服やスウェットの中から、黒いスウェットを取り出した。 「…っあ〜、クラクラする…気持ち悪い……。」 私はそう呟きながらも、制服を脱ぎ、スウェットを着た。 熱があるせいか、着るのがいつもより手こずってしまった。 「……っ……。」 スウェットに着替えた私は、またフラフラとした足どりでみんながいる幹部部屋に向かった。