部屋に入ると私は総長専用の椅子に腰かけた。 「優衣、シャワー浴びてきなよ。いける?」 「あ〜、ごめん。無理…なんか…だるい…。」 光樹の言葉にそう返事をしていると、 フワッ おでこに暖かい何かが触れた。 「こいつ…すげぇ熱だ…。」 「「「「え!?」」」」 どうやら、暖かい何かは風雅の大きな手だった。 暖かくて安心する……。