「優衣!!行くよ!!」 光樹の言葉で私はハッとし、少し離れた光樹のところまで小走りで向かった。 「ごめん!!光樹!!ジュースは……ってあれ?」 「もう買ったよ。はい。」 そう言って渡されたのは私が大好きなオレンジジュース。 「よく分かったね。」 「だって優衣、溜まり場で毎日飲んでたしね。」 「ありがとね。」 「どういたしまして。」 私達はまた屋上へと向かった。