「優衣、何か悩みでもある?」 「え!?」 廊下を光樹と一緒に歩いていると、いきなり光樹が言い出した。 「だってこの頃なんだかずっと険しい顔してるし。」 うそ!?険しい顔をしてたの!? 私が焦っていると、 「悩みがあるなら言ってよ。言ったらすっきりするかもしれないし。」 と、光樹が言った。 そっか…光樹の言う通り、相談したらすっきりするかもしれないしね。 私は光樹に話し始めた。