羅騎さんがいつかは言うと、記憶を失う前から予想はしていた。 まさか…こんなに早く知られるとは思わなかったけど……。 「風雅…私…恐いよ…また何か言われるんじゃないかって…。 でも…逃げてばかりだったら前には進めないもんね…。 私…前を向くよ…。」 この言葉に嘘も偽りもない…。 恐いけど…前を向かなきゃダメだから…。