[敦side] 「てめぇら、何しに来やがった?」 絶叫して倒れた優衣を支えながら、羅騎さんは殺気を出しながら、低い声で言った。 「優衣を傷つけやがったてめぇらを、俺はまだ許してねぇぞ。」 鋭い視線が俺達に向けられる。 「羅騎さん!?どういうことですか!?」 「光樹、お前らいったん上に上がれ。優衣の過去を教えてやる。」 「…分かりました。」 光樹達は羅騎さんの言葉に従って、上に上がった。 「お前らも来い。」 そう言った羅騎さんのあとに続き、俺達も二階に上がった。