ガタッ!!



「呼んだ…だと…?」



いきなり立ち上がった俺に、全員驚いていた。



でも、そんなことを気にしている場合じゃない。



優衣が敦達に会えば優衣はすべて思い出してしまうかもしれない。



優衣が思い出さなかったとしても、あいつらがまた優衣を追い詰めるかもしれねぇ。



そうなれば、優衣はまた壊れる。



その前に……



「お前ら!今すぐ優衣をここに連れて来い!!」