「……じゃあ、蘭蝶なんか辞めれば?」



「は…?」



「だって、蘭蝶を辞めればそんなこと思わなくて済むじゃない?だったら「ふざけんな!!」」



シンー…。



戒の張り上げた声に驚いたみんなは、静まり返った。



「あ…わ、悪ぃ。」



「ううん。あっ、ごめんね、みんな、何でもないから。」



私がそう言うと、みんな心配そうにしながらも、また各自の担当に戻っていった。