「あっ、光樹!やっと来た〜。」 ドアに入った瞬間、彼方が言った。 「ごめんごめん、ちょっとね。」 「ふ〜ん…そうだ!飲み物何にする〜?」 「いいよ、彼方。」 「え〜。ほんとにいいの〜?」 「うん。」 「………。」 「優衣?」 彼方と話していた光樹が私がボーッとしているのを見て聞いてきた。 「え…あぁ、ごめん。ちょっと考えごとしてて。」 「考えごとって?」