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携帯の開け閉めをパカパカと手持ち無沙汰に繰り返す。

あの後は母から家から投げ出されそうになるほど叱咤され、結局騒ぎが治まったのは30分前だった。

お昼延長し、九回裏がどーのこーのなんて野球のルール関係なく母は一切の疲れを見せないままマウンドで私への怨み辛み文句罵倒などなどの多種多様の変化球を容赦なく投げてきた。

相手がおなかを痛めたわが子だろうと知ったことかとでもいうようにガンガンとデッドボールまで繰り出しまでした。

そのおかげで、私のお腹はキューキューと時折、偉く育ちの良い子犬のような鳴き声で主張をもう長いこと続けている。
―その主張は、育ちのよさの欠片を一切全く感じさせないが。