【悠斗side】
目を開けると、緩奈が眠っていた。
俺、緩奈に膝貸してもらったんだっけ?
頭を上げて、緩奈を見つめる。
伏せた睫毛は長くて、小さく上下する肩を見るたび、その華奢な体を抱きしめたい衝動に駆られる。
てかコイツ、自分も寝てんじゃん。
しかも、俺より爆睡してない?
そっと、緩奈の唇にキスを落とす。
「…ん」
少し反応を見せただけで、眠り続ける緩奈。
だから無防備なんだよ。
緩奈のことは、中学のときから知っていた。
『隣の中学に、可愛い子がいる』。
もちろん、ウワサだけだったから顔を合わせたことはなかったけど、入学式の日、生徒会室に来た女を見て、すぐに緩奈だとわかった。
実際の緩奈は、気が強くて、負けず嫌いで、ウワサよりも可愛かった。
すぐに言い返すところも、驚きながら口を押さえる仕種も、全て可愛く見えてくる。
今まで、女のことを面倒臭い生き物だと思ってた俺だけど、こんなにも興味を持ったのは緩奈だけだった。
「ゅう……と?」
やっと起きた緩奈は、寝ぼけているのか目がトロンとしていた。ヤバイ、理性保たなそうだな……。
目を開けると、緩奈が眠っていた。
俺、緩奈に膝貸してもらったんだっけ?
頭を上げて、緩奈を見つめる。
伏せた睫毛は長くて、小さく上下する肩を見るたび、その華奢な体を抱きしめたい衝動に駆られる。
てかコイツ、自分も寝てんじゃん。
しかも、俺より爆睡してない?
そっと、緩奈の唇にキスを落とす。
「…ん」
少し反応を見せただけで、眠り続ける緩奈。
だから無防備なんだよ。
緩奈のことは、中学のときから知っていた。
『隣の中学に、可愛い子がいる』。
もちろん、ウワサだけだったから顔を合わせたことはなかったけど、入学式の日、生徒会室に来た女を見て、すぐに緩奈だとわかった。
実際の緩奈は、気が強くて、負けず嫌いで、ウワサよりも可愛かった。
すぐに言い返すところも、驚きながら口を押さえる仕種も、全て可愛く見えてくる。
今まで、女のことを面倒臭い生き物だと思ってた俺だけど、こんなにも興味を持ったのは緩奈だけだった。
「ゅう……と?」
やっと起きた緩奈は、寝ぼけているのか目がトロンとしていた。ヤバイ、理性保たなそうだな……。