落とし物。 僕らは長い人生の中で、子供の頃には持っていた“あるモノ”を大人になる頃には失っている。 人生という名の長い道端に、知らず知らずに落としていたあるモノ―。 結局僕らは、落としたその“あるモノ”が何かなんて気付かないまま終わって行く。 でも一つ言える事は、その“あるモノ”というのは“大切な何か”であると言う事。 その落とし物に気付くとき、僕らは今と違った今を過ごしているに違いない。