「葵様、おじい様がお呼びしています。」

読書をしていた所でまたもや呼び出しを食らった。

「・・・分かった。」

あたしは早足で祖父の部屋へと駆けた。

「失礼します。」

ノックをし、足を踏み入れた。

・・・げっ・・・。

拓哉がいるわ・・・。

拓哉と祖父は仲よさそうに喋っていた。

祖父と拓哉は白いテーブル1つを挟んで、

会話している。

拓哉の右側の椅子があいている。

あそこに座れという事ですか・・・。

全くもう。