世界で1番君が好き

名前を呼ばれて顔をあげると、父がいた。

もう何年も会っていなかったけれど、すぐに父だと分かった。

「久しぶりだなぁ。何してるんだ、こんな所で」

何の罪悪感も気まずさもなしに、明るく話しかけてくる父の姿に困惑しながら、学校の帰りで…と小さな声で答えた。