世界で1番君が好き

京君が所属していたサッカー部が3年ぶりに総体の県の決勝戦まで上り詰めた。

だから梅雨明けした、日差しも強くなってくる頃に全校をあげて応援に行くことになったのだ。

その頃の私はまだまだ勉強一直線だったから他のクラスの男の子の名前もほとんど知らなくて、周りの、
「○○君、彼女いるのかなぁ」
とかいう会話をさめた様子で聞いていた。

試合の結果は逆転負けだった。

同級生は高校生活最後の試合の結果に悔しがり、泣いていた。

だけど、1人だけ違ったんだ。