パラレルライン




龍太郎はこうやっていつも
あたしをからかって笑う。


正直憎たらしいけど

楽しかったりする。

…なんて絶対言って
あげないけど。



昼休みがもうすぐ
終わろうとしていた。

あたしは自分の席で
次の時間の準備をしようとする。

龍太郎も、もう自分の席に戻るかな……