「おいつるぺた。何でリビングがトレーニングジムと化してるんだ?」



「あ、課長!おかえりなさい!課長も一緒にトレーニングします?」



「するか。さっさと片付けろ」








ぶーぶー。



つれないですね課長。





いざって時に力を出す為には日々のトレーニングが一番大事なのに。








てか、それより!









「課長!今日何もなかったですか!?何かされませんでしたか!?」



「は?何だ急に…―て、どこ触ってんだよ!?」








ぺたぺたと一通り課長の身体を確認する。








ほっ。



よかった。




とりあえず殴られたとかはなさそうだな。







私の恋人が課長だってアイツにばれたら何されるかわかったもんじゃないし。







でも課長に何もないってことはそのことはばれてないみたいだな。