グサグサッ。 ううーっ! でもでもー!! 雀蜂野郎のことを相談するっていうのはイコール私の過去を話すことに等しいしー!! いや、課長は撫子から私と知聡のことをかい摘まんで聞いたみたいだけどもー!! だけど、自分の過去を、あんな失敗談を私から話すなんてムリだよー! ヤケクソ気味でカツ丼を掻っ込んでいたら、食堂がにわかに騒がしくなった。 「やっぱり……。君、命清さんだよね?」 …え………。 この声…―!! 何でこんなところに!? 振り返ったすぐ後ろに、あいつがいた――。