「…か、かちょ…」
「心配すんな。何があってもどこにいっても俺はお前を離したりはしねえから」
課長……。
―じゃなくて!
そうじゃなくてー!!
そう言ってくれるのはとてもとても嬉しいんですけどもー!!
ううー!
わかってたけど、こればっかりはどうしようもできない…!
私が今更あーだこーだ言ったって課長の昇進が変わるわけでもないんだから。
こうなってしまった以上、私にできることは、あの雀蜂から課長を守ることだけだ。
あいつが何を仕出かすか知ったもんじゃないし。だ
から、私が課長を守る。
今度こそ必ず。
もう二度とあの雀蜂の毒針を喰らうものか。


