こいつもこいつで騒々しいな。 けど…水山の言う通りなんだよな。 そばにいることしかできない。 それ以上は、俺達からは何もできない。 あいつが、俺達に歩み寄って来なければ――。 ピルルルル。 ピルルルル。 …本日三度目の着信が鳴る。 ったく、今日はなんなんだ。 電話日和なのか!? 「もしもし。竹中ですが」 『おー有くん!わしじゃよわしー』 このしわがれ声。 それに有くんと呼ぶのは一人しかいない。 すみれの祖父さんだ。