Strawberry & Happy Birthday


そう、あの日。



どうして私はあの日を選んで生まれてきたんだろう。







そんな答えのない疑問を私はずっと抱き続けてる。












『…まぁ、喋りたくないなら無理に聞かないけど』



「うん…。ごめんね、守風ちゃん…」



『それはあたしに言うんじゃなく課長サンに言う言葉でしょ。あ、課長じゃなくて常務サンになったんだっけ?
ま、ともかく。つまらない意地を張り続けるか、素直になるかはあんた次第だけど』








ブツッ。




別れの言葉もなく、守風ちゃんは電話を切った。






課長のみならず、守風ちゃんまで怒らせちゃったよ私…。





ホントバカだな…。