「すぐに信用して貰おうとは思わない。でも…徐々にでいいから…俺のことを信頼してくれたら嬉しいな」 ビクビクと脅える私に、優しく語りかけるグレイ様 その様子にますます混乱する私 信用…? 信頼…? 人市場に売られた時以来、私の中からその言葉は消えていた 信頼する心は、あの市場に… ううん、違う… お父様に売られたあの塔に… 落として来てしまった気がする