その夜は、寝ることが出来なかった

ただ、冷たい檻の中
夜通し、体を強く抱きしめながら震えていた

舌を噛み切って死のうかとも思った…


でも、この命はお母様が守ってくれたもの

簡単には、死ねない

死んではいけない…


そして、気付けは辺りが明るくなってきていた


運命の朝来てしまった…