「あっ、えっと、私のこと教えて欲しいの。どうやって貴方と接してたかとか…」


「あぁ、いいよ。俺とお前は幼なじみなんだ。親同士が高・大と一緒で仲が良いんだ。

俺とは小さい頃からずっと一緒で、幼稚園、小学校、中学校、高校と一緒。

で、お前は俺を゛涼雅″って呼んでた。俺とは毎日登下校が一緒だったんだよ。

接し方で言うと、少し男が苦手なお前は俺だけとは普通に話してくれてたし、

明るく笑ってたよ」


「そう、なんだ…。ありがとう、教えてくれて」


「いいよ、これくらい。…ーー愛夢、着いたぞ」


「えっ?」


と頭を上げると、そこには水族館があった。



「ここ…」


確か…ここ前に誰かと来たことがある。


そして私は自分の記憶を辿っていった。