1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間

[涼雅 side]


帰ろうと思っていた頃に、突然香菜ちゃんが俺の元へと来た。


珍しくて驚いたけど、何かあるみたいで、俺は屋上へと彼女を誘った。


話してみると、意外なことで正直戸惑って何て言って良いかわからなかったんだ。


まさかの香菜ちゃんからの告白…。


思ってもいなかったことだった。


だけど、正直に凄く嬉しかったんだ。


愛夢に言ったら怒りそうだけどな…。


俺は少し考えてから、その場で香菜ちゃんに返事を言った。


正直言うと、戸惑いはあったんだ。


嬉しかったのも事実だったけど、アイツを傷付けてばかりの俺に、

アイツをこのまま愛してもいいのか…。