「なっ、何変なこと言ってるのよっ!!」


「愛夢?どうかしたのか?」


「(ドキッ…  なっ、なっ、何でもないよっ!!」


と焦って答える私を見て横でクスクス笑ってる香菜…。


「それにしても大変ね~、姫のお守りは。ねっ、涼雅くん?」


「本当だよ。まったく、俺の母さん五月蝿いんだよな~。

こいつの何処をどう見たらか弱く見えるんだか……」


と大袈裟に溜め息を付いてみせる涼雅。

「な゛っ!!失礼ね、ちゃんと女の子だもんっ!!

もう、1人で帰るもん!!送らなくても結構ですーっ!!」


ムカつく~っ!!


こうなったら、仕返ししてやろ~。


「じゃあ、バイバーイ。香菜」